Shima Blog

“ 文化 ”って何?

 

 

 

昔、年輩の人から

 

神戸、晴れ。大阪、曇り。京都、雨。と言うのを聞いた。

 

最近はあまり聞かなくなったが、

 

それぞれの都市に訪れる天気の変化を言いあらわしながら

 

同時に都市の風土にも掛けた言葉だったのだと思う。

 

明るいカラッとした神戸。

 

猥雑で、都市と田舎を混在させたような大阪。

 

お家柄やしきたりに重きを置く、京都。

 

まさに晴れ、曇り、雨はあたっていると思う。

 

この3つの都市のうち、どこがいいのかはそれぞれだが

 

こと文化面で言うなら、多分、大阪は最低ではないだろうか。

 

かつて、橋本市長の時に文楽の予算を削減したのでもわかる通り

 

浪速の伝統芸能の予算を削減するなどと言う発想自体、

 

文化とは何かがわかっていないと言わざるを得ない。

 

文化こそ、未来を紡ぐためのエキスなのだ。

 

音楽も絵画もデザインも全て文化なのだ。

 

文化とは、今の子供達の未来に残してやらねばならない知の集積なのだ。

 

それを残せないのは、行政のトップの資質の問題だと思う。

 

なぜ大阪は最低か?

 

先の文楽のこともあるが、神戸市も京都市も、大阪の手前にある西宮市も、

 

アートやデザインや音楽、演劇も含めた文化的団体や協会の催しには

 

必ず市長は、例え5分でも駆けつけて挨拶し激励し、場合によっては予算をつける。

 

大阪は市長も知事も、そんなことをしたことがない。

 

文楽の舞台に知事や市長がたち、

 

『 浪花の伝統芸能・文楽にようお越しいただきました。

 

これからも皆様のお力で伝統芸能 文楽を支えていただきたい。 』ぐらい

 

言ってみたらどうなのだ。

 

きっと市民は大喝采を贈るだろ。

 

私は仲間達と数々の企画を具体化してきた。

 

伝統工芸の屏風にグラフィックデザイナーが取り組んだ展覧会や、

 

400年の歴史をもつ京都の老舗団扇 小丸屋さんの協力を得て

 

デザイナー100人強で団扇展を京都の圓徳院で開催したり、

 

京和菓子店 老松の協力で、グラフィックデザイナーがクラシックをテーマに

 

和菓子のデザインを手がけ、大阪 太融寺で展覧会をかねてお茶会をしたり・・・

 

これだけ伝統文化の未来を今の感性で発表しても

 

我が大阪の市長も、知事も、足を運んでくれたことはない。

 

たとえ1分でもいい、足を運んで文化の片鱗をみる気はないのか!

 

文化に興味を持たない大阪の行政のトップは

 

知的感性が未来をつくると言うことを学ばなかったのだろうか。

 

戦前、戦後、市民から寄贈された名画の数々を、売ってしまえと言った市長もいた。

 

文化を大切にする世界の都市をみていて、なんとも大阪は情けない・・・

 

そんな大阪にいま万博を誘致しようと、財界や行政の方々が躍起になっている。

 

文化を育てようともしないこの大阪で万博もないだろう・・・と私は思うのだが。

 

プレ万博のシンボルマークのデザイン料に

 

30万円しか出さない誘致委員会? のデザインに対する見識がその程度なら、

 

世界の人々の眼を見開かせるようなイベントが出来るわけがないだろう。

 

また、そのスケールのイベントのデザイン料の30万円に応募するデザイナーもデザイナーだ。

 

世界的スケールと文化に対する対価がわかっていないのか?

 

近所のカフェのマークをつくっているのではないだろう。

 

たまには“文化”って何か? と、自分なりに問うてみてほしい。

 

 

 

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